こんな人にすすめたい
在宅勤務の生産性を上げたいと考えている方、在宅勤務を、単なる働く場所の変化にとどまるものではなく、キャリア変革の転機にしたいと考えている方に読んでいただきたいです。
著者はこんな人
著者は、小山龍介氏、ライフハック系の本を何冊も書いてきた方です。現在取り組んでいるのは、ライフハックの他に、ビジネスモデルイノベーションと、アート思考とデザイン思考。
本書の中にも書かれていますが、取り組んでいるテーマがありつつ、共通したテーマで色んな分野
に仕事の幅を広げている方です。
本の概要
本書のテーマをひとことで言うと、「在宅勤務の生産性を上げてキャリアの幅を広げていきましょう」ということだと思います。
本文から引用しますと、「在宅勤務は単なる働く場所の選択ではないということです。新しいキャリアの選択であり、人生のあり方の選択なのです。」
在宅勤務の生産性を上げるための、89個の具体的なノウハウがテーマごとに集めてあります。下に目次を載せます。興味がある章から読み始めてもいいですね。
はじめに
第1章 環境整備ハック 集中力を高め、やる気スイッチを入れる
第2章 行動管理ハック オン・オフを切り替え、アウトプットを最大化する
第3章 コミュニケーションハック チームで連携して、プロジェクトをスムーズに遂行する
第4章 情報整理ハック 情報洪水から身を守り、最新情報を手に入れる
第5章 メンタル&ヘルスハック コンディションを維持し、最高のパフォーマンスを発揮する
第6章 副業ハック 自分の可能性を広げ、新しい収入源を得る
在宅で一人で作業するとなると、時間管理とか行動管理を行って、自律してアウトプットを最大化していかなければなりません。
また、体やメンタルのコンディションを整えることも重要です。
これら2点から、第2章、第4章が特に参考になりました。
参考になったなかの第2章から、一点紹介したいと思います。
「時間の天引き」でパーキンソンの法則を避ける
「パーキンソンの法則」の第一法則は「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というものです。
例えば、30分で終わらせることができる仕事でも、3時間与えられれば3時間まで使いきる仕事の仕方をしてしまうということです。
これを防ぐためには「与えられた時間」を減らすしかなく、自分磨きや運動、趣味の時間などをスケジュールにあらかじめ組み込んでおくことです。-「時間の天引き」
在宅勤務にまつわるリスクへの対応
在宅勤務にまつわるリスクについても、ポジティブに転換してチャンスにしていきましょう ということで、勤務評価の問題、孤独の問題の解決方法についても書かれています。
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