Amazonの電子書籍であるKindle書籍は、スマホ、タブレット、パソコンと色んな端末で読めるんですが、AmazonがKindle書籍を読むために作った「Kindle電子書籍リーダー」、「Fire タブレット」で読むという選択もあります。
Kindle電子書籍リーダーは電子書籍を読むことに特化した端末、Fire タブレットは電子書籍を読むことプラスビデオを見ることを中心に楽しむタブレットです。形はタブレットですが、できることは限られます。
Kindle電子書籍リーダーやFire タブレットは、機能がKindle書籍・マンガやビデオを楽しむことにしぼられていて、LINEやSNSの通知や諸々に気を取られずに書籍・マンガやビデオを楽しめます。機能がしぼられている分、価格を低くおさえて販売されています。
そのような仕様がメリットと思えるような方には、Kindle電子書籍リーダー、Fire タブレットがおすすめです。逆に色々やりたいのであれば、もう少しお金を出して普通のタブレットを買ったほうが、後悔しないと思います。
この記事では、Kindle電子書籍リーダーの各機種の比較、口コミについて解説します。Fire タブレットについては別の記事で書きたいと思います。
Kindle本読書専用「Kindle電子書籍リーダー」シリーズ
Kindle電子書籍リーダーは、電子書籍を読むことに特化しています。文字が読みやすく、目がなるべく疲れないよう、反射抑制スクリーン、目に優しいフロントライト、紙のような読み心地の「e-ink」ディスプレイとなっています。
- 太陽光線や明るい照明の下でも画面が反射しない反射抑制スクリーン採用
- パソコンやスマホはバックライトで目を直接ブルーライトで照らしますが、Kindleは目を直接照らさないフロントライト方式
- 紙の本のような読み心地の「e-ink」ディスプレイ
Kindle電子書籍リーダーのディスプレイ表示は白黒です。文字やマンガを読むには白黒で十分ということでしょう。
容量は8GBまたは32GB
Kindle電子書籍リーダーの機種は3種類あり、容量の設定は、8GBと32GBとなっています。普通の電子書籍数千冊が保存できるとされていますので、極端な使いかたでなければ容量不足にはならないと思います。
購入した電子書籍にしても、Kindle Unlimitedの読み放題対象書籍にしても、Kindle端末にダウンロードして読んで、読み終えたら端末から削除すれば、端末の容量が足りなくなることはないですよね。クラウドからまたダウンロードできるわけですから。
長持ちバッテリー
フル充電したら数週間持続するというバッテリーです。また、機能を最小限にしぼって極力省電力設計になっていると思われます。片手で持っていても疲れない端末の軽さといった特徴も、快適な読書のために実現されています。
主要仕様まとめ
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
ディスプレイ サイズ |
6インチ | 6インチ | 7インチ |
本体サイズ(mm) | 160 x 113 x 8.7 | 167 x 116 x 8.18 | 159 x 141 x 3.4-8.4 |
容量 | 8GB | 8GB/32GB | 8GB/32GB |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED 4個 | LED 5個 | LED 25個 |
防水 |
× |
〇 |
〇 |
通信接続 | wifi | wifiまたはwifi + 無料4G(ブラックのみ) | wifiまたはwifi + 無料4G(ブラックのみ) |
価格 | \8,980~ | \13,980~ | \29,980~ |
Kindle
Kindle電子書籍リーダーの3つの機種のうちで最もコンパクトであり廉価なのが「Kindle」です。
ディスプレイのサイズが6インチ、本体サイズが縦160 mm x 横113 mm x 厚さ8.7 mmで、重量が174gあります。文庫本の縦横が150 mm × 106 mm なので、サイズ的には文庫本より少し大きく、重量は厚めの文庫本程度と考えていいと思います。
カラーは黒と白があります。持ち歩くことが多いのであればカバーをつけることも検討することになると思いますので、そこで自分の好きなデザインや色のカバーを選ぶのもありですね。
解像度は文字を読むための最小限
Kindleのディスプレイの解像度は167ppi。文字を表示するには不足はありませんが、コミックの描線の表示は少し滑らかさがそこなわれるようです。
文字の表示までで、それ以上の解像度は不要であれば、Kindleで十分です。コミックが読みたい場合は、解像度300ppiの上位機種 Kindle Paperwhite か Kindle Oasis を検討することになるでしょう。
通信はwifiのみ
Kindle電子書籍リーダーは、通信量が極力おさえられています、通信するのは、電子書籍のダウンロードのときが主で、あとは、Wikipediaで調べものがしたときや、同期のために読書履歴などのデータをクラウドに送受信するときなどです。Kindleでは通信接続の方法がwifiのみになっていますので、自宅のwifiとかwifiスポットで通信が行われることになります。
電子書籍のダウンロードは自宅のwifi環境下で行い、Kindleに保存して外出先で読むといった使い方になると思います。
Kindle電子書籍リーダーの他の2機種では、wifiプラス無料の4G回線で通信できます。
Kindle Paperwhite
Kindle Paperwhiteは、ディスプレイはKindle と同じ6インチですが、本体サイズはKindleより縦7mmプラス、横が3mmプラス、厚さが逆に0.5mm薄くなっています。
カラーは黒を含めた4色があります。(セージ、トワイライトブルー、ブラック、プラム)
防水機能で、お風呂で読書も可能
防水機能があるので、お風呂で読書するような使い方も可能になります。
防水等級IPX8に対応しており、これは「深さ2mの真水に60分、または深さ0.25mの海水に3分沈めても有害な影響がない」ことが確認されているということです。
水をじゃぶじゃぶかけても大丈夫ということではないようです。水が万一かかったとしても、浴槽に落としたとしても、すぐに拭いて乾かせば大丈夫という程度の機能でしょう。
通信は4G回線付き選択できるが、実際に必要となるケースは?
通信はwifiのみのものかwifiと4G回線の2種類のものを選択することになります。ただし、メモリー容量32GBを選択した場合のみ、通信がwifiと4G回線の2種類を選択することができます。金額の差は5,000円です。
レビューによると、4G回線では、実際のところマンガや雑誌はダウンロードできないようです。アマゾンの説明は、「マンガなどの大容量のファイルは4G接続でダウンロードできない場合があります」となっていますが、実際試した結果ダメだったという口コミのみでした。Kindleの4G接続でマンガのダウンロードができたという口コミは見つけられませんでした。
マンガ、雑誌は見ないで、書籍のみ読み、自宅にwifi環境がない人は、4G回線接続付きを選択してもよいですが、それ以外は、wifi+4G回線を選択することはなさそうです。
Kindle Oasis
Kindle Oasis はKindle電子書籍リーダーシリーズの最上級機種です。Kindle、Kindle Oasisに比べると、ディスプレイが1インチ大きくなったほか、色調調節ライト、明るさ自動調整機能など、より快適に読書ができる機能が追加されています。
厚さが、薄い部分は3.4mmと、Kindle、Kindle Oasisの8mm代に比べて大幅に薄くなります。縦横のサイズは、縦はほぼ変わらず、横がKindle Paperwhite に比べて2.5cmほど広くなっています。
重量は188gで、Kindleno174gと比べてもほとんど変わらず、厚めの文庫本と同程度ということです。
ディスプレイの色調調節が可能
ディスプレイの色合いというか色目を自分の好みに調節することができます。真っ白からあたたかい感じのアンバーまで16段階で調節可能です。さらに、色調の変化を時間で設定することもできます。
ライトは自動調整
ディスプレイのフロントライトは、周囲の明るさを感知し、自動で明るさが調整されます。
ページ送りボタン
ページを次に送るボタン、戻るボタンがあるので、Kindle Oasis を片手で持って操作することができます。Kindle、Kindle Paperwhiteだと指でスワイプ(画面に触れたまま滑らせる動作)する操作になります。
カバーを着けると使いやすいと感じている人も
カバーを着けておいて、カバーを閉じるとKindle Oasisが自動でスリープモードになり、開けるとオンになります。純正のカバーでないと開閉を感知されないことがあるようなので、着けるなら純正がよいようです。
Kindle、Kindle Paperwhiteより薄く、片手で持つことも多いためか、滑り落ちやすいと感じる人もいるようですし、そういった意味でもカバー装着がよいかもしれません。
広告付き・広告なしは最初に選ぶ
どの端末でも、広告付きか広告なしかを端末の購入の際に選択します。金額は2,000円の違いです。
読書中に広告が出てくることはないので広告付きでもあまり気にならなさそうですが、2,000円は大した差ではないと考える人が多いのか、広告なしを選ぶ人が多いように思います。
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